公務員獣医師ってどんな仕事をするのかな?
「安定」ってイメージが強いけど、待遇がいいだけでやりがいはあるのかな?
公務員として働く獣医師がいることは知っていても、どんな仕事をするのかはっきりわかっていない人も少なくないと思います。
実際、公務員獣医師の仕事は多岐にわたるため、仕事内容をひとことで言い表すことが難しいのも事実です。
そして、公務員獣医師に以下のようなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
- 臨床に行きたくない人が就く
- やりがいを感じにくくつまらない
- やりがいより安定を重視する人が選ぶ
公務員へ転職を考えている人にとっては、仕事内容はもちろん、なぜつまらないと言われているのか、やりがいはあるのかという点はとても気になりますよね。
(※ちなみに、この記事でいう公務員獣医師は地方公務員に奉職する獣医師を指します)
この記事では、私が公務員として働いた実体験にもとづいて次の5つについて解説しているので、公務員獣医師の仕事に興味のある人は、ぜひ参考にしてください!
また、次の記事では公務員以外の職種の仕事内容について解説しているので、ぜひあわせて読んでみてください。
- 動物病院と公務員で3回の転職を経験
- 動物病院勤務では、平均14時間におよぶ長時間労働やトップダウンの経営方針に悩む。
- 結婚を機に退職し、現在は獣医師のキャリア形成について発信。
- 2児の母。
公務員獣医師の仕事内容とは?
まず始めに、配属先別に公務員の仕事内容を解説します。
少数精鋭で仕事をしている自治体や県の出先機関になる保健福祉事務所などは、公衆衛生と動物愛護を一つの部署で担当していたり、自治体によって仕事の割り振りが違うこともあります。
狙っている自治体がある人は、前もって確認するようにしてください。
仕事①:食品衛生・生活衛生
公務員の仕事の1つ目は、食品衛生・生活衛生です。
- 飲食店の開設許可
- 飲食店の監視・衛生指導
- 食中毒調査 など
食品衛生業務は、飲食店(お祭りの屋台や製菓工場など食品を扱う全ての施設)の開設許可を出したり、施設が法律に則って運営されているかの監視業務、衛生指導などを行います。
管轄内の飲食店で食中毒が発生した時は、どういう経過をたどって食中毒になったのか、原因となる食品はどういう管理がされていたのかなど、施設に出向いて調査にあたります。
食中毒案件は大体電話が入って発覚するのですが、夕方電話がくれば
もちろん残業になります。。。
また、買ったものに異物が入っていたなどの苦情処理、食品の成分や表示の相談を受けたり、きのこなどの自然毒やアニサキスのような寄生虫、HACCP(ハサップ)の知識も必要です。
- 理容所・美容所の開設許可および監視・衛生指導
- 公衆浴場の開設許可および監視・衛生指導
- 興行場(映画館、ライブハウスなど)の開設許可および監視・衛生指導
- 特定建築物の開設届受理および監視・衛生指導
- 水道施設の開設届受理および監視・衛生指導
- 動物取扱業や特定動物の開設届の受理および監視・衛生指導
- 墓地や化製場の開設許可 など
特定建築物とは、商業ビルなど、特定用途に利用される部分の面積が、3000m2以上ある建築物のことで、使用開始から一ヶ月以内に届け出をすることが法律で定められています。
化製場は、家畜から食肉を生産した後に発生する、皮や内臓などを加工し製品化する施設のことです。
生活衛生業務は、理美容所や公衆浴場、映画館やライブハウスなどの興行場、特定建築物の許可や届け出の受理、施設の監視・衛生指導を行います。
また、水道施設や温泉、遊泳用プール、化製場や墓地の許可も生活衛生業務になります。
また動物関係では、動物取扱業や特定動物の届出や許可を受理したり、施設が規定通りに管理されているか、衛生的に問題がないかを監視、指導する仕事もしています。
墓地の許可は環境課、動物取扱業関係は動物愛護センターなどが担当している自治体もあります。
仕事②:食肉衛生検査所
公務員の仕事の2つ目は、食肉衛生検査所です。
食肉衛生検査所では、と畜場や食鳥処理場に搬入された家畜が食用に適するか1頭1頭検査を行います。
目視での生体検査(明らかな症状がある動物はいないか)から、解体後の頭部や内臓、枝肉になった食肉を目視で検査し、必要があれば細菌検査や理化学検査、病理検査なども行います。
食肉処理施設の衛生管理指導として、施設が衛生的に保たれているかチェックし、そこで働くスタッフへの指導も食肉衛生検査所の職員の仕事です。
次の動画は群馬県の食肉衛生研究所の紹介動画ですが、
幅広く食肉衛生検査所の仕事内容が紹介されています。
仕事③:家畜保健衛生所
公務員の仕事の3つ目は、家畜保健衛生所です。
家畜保健衛生所は都道府県の機関として全国167カ所設置されています。
都道府県の機関なので、市町村自治体に入職した場合は配属されません。
家畜保健衛生所の役割は、畜産農家の経営を安定させ消費者へ安全安心な畜産物を提供するため、畜産農家に対し家畜伝染病予防や衛生技術指導を行います。
家畜保健衛生所の獣医師の具体的な仕事は、次の3つに分けられます。
- 防疫 家畜伝染病の発生予防、蔓延防止対策(ワクチン接種や糞便、採血による検査など)
- 家畜農家への指導 採血などを元に検査、調査、情報収集し、その分析結果から家畜衛生技術や情報を提供
- 病性鑑定 家畜伝染病の診断、疾病の原因究明のため、細菌・ウイルス検査、病理、生化学検査などを実施
ここ最近卵の価格が上がっていますが、それは飼料の価格高騰の外に鳥インフルエンザの影響もあります。
病性鑑定で高病原性鳥インフルエンザや豚熱だとわかると、殺処分の対象になるのでとても責任の重い仕事です。
仕事➃:畜産試験場
公務員の仕事の4つ目は、畜産試験場です。
畜産試験場は都道府県などの自治体や国立研究開発法人などが設置する、畜産に関する研究をする機関です。
研究内容はそれぞれの自治体によって様々ですが、肉用牛改良についての研究や体外受精技術で品種改良や畜産ブランドを生み出したりもしています。
- 多産系母豚の開発
- SDGsに配慮した飼料の開発
- 動物福祉の視点での技術開発 など
畜産試験場は自治体により畜産技術センター、酪農研究センター、農林総合研究センターなどの名称で設置されていて、動物と関わる機会もありますが仕事内容は研究職になります。
仕事⑤:衛生研究所
公務員の仕事の5つ目は、衛生研究所です。
衛生研究所は、各都道府県と一部の政令市が設置している公衆衛生分野の試験研究機関で,全国に83カ所(2022年時点)あります。
衛生研究所での獣医師の仕事は大きく3つに分けられます。
- 行政検査 保健所などから持ち込まれた糞便、体液、食品などについて、感染症や食中毒の原因微生物を調べたり、農産物や有害物質を分析したり、遺伝子組み換え食品の検査などを行う。
- 研究調査 問題になっている感染症、病原体、化学物質についての調査・研究。
- 公衆衛生情報の収集・解析・発信 感染症や公衆衛生に関する情報をグラフ化するなどわかりやすい形で発信する。
新型コロナが問題になった時は、地方衛生研究所と国立感染症研究所が共同して、新型コロナウイルスのゲノム情報から検査マニュアルを作りPCR検査体制を作り上げました。
衛生検査所の業務は必ずしも獣医師でなくてはいけないわけではありませんが、SARSなどをはじめ新興感染症は人獣共通感染症がほとんどなので、獣医師の活躍が期待される場でもあります。
仕事⑥:畜犬の登録管理
公務員の仕事の6つ目は、畜犬の登録管理です。
狂犬病予防法では犬を飼ったら自治体に犬の登録をし、毎年1回狂犬病予防接種をしなければいけないと義務づけられています。
日)から三十日以内に、厚生労働省令の定めるところにより、その犬の所在地を管轄する市町村長(特別区にあつては、区長。以下同じ。)に犬の登録を申請しなければならない。
犬の所有者(所有者以外の者が管理する場合には、その者。以下同じ。)は、その犬について、厚生労働省令の定めるところにより、狂犬病の予防注射を毎年一回受けさせなければならない。
畜犬の登録は、生活衛生課が担当したり、愛護センターや環境課が対応していたり、自治体によって様々です。
狂犬病の予防接種は、春先になると自治体が管轄区内を巡回してワクチン接種を行っています(集合注射と呼ばれています)。
畜犬登録の担当部署になると、朝から1日がかりで獣医師会の先生と一緒に接種会場を回り、鑑札や接種済票を交付する作業を行います。
ワクチン接種自体は獣医師会の先生がやるので、職員は事務作業のみです。
鑑札:犬の登録をした時に飼い主さんに交付する札
済票:狂犬病ワクチンを接種した証明として飼い主さんに渡す札
獣医学的な専門知識は必要ありませんが、管轄区内の飼い犬の情報を扱うため、管理する情報量が膨大です。
引っ越しなどで住所が変わったり、犬が死亡したりすれば変更の届出や死亡届出を出す必要があり、その届出の処理も全て行わなければなりません。
集合注射の時期が近くなると、管轄区内の犬の飼い主さんへ集合注射の案内のハガキを出す作業もあり、集合注射の時期が近くなると急に慌ただしくなります。
また、集合注射は獣医師会に所属している先生に同行してもらう必要があり、日程の調整や各動物病院へ鑑札・済票を配布する作業もあるため、獣医師会とは密なやり取りがあります。
仕事⑦:動物愛護業務
公務員の仕事の7つ目は、動物愛護業務です。
これは迷い犬や猫の収容・保護の外に、譲渡会や犬のしつけ方教室の開催、動物愛護のイベント開催などで、動物の適正飼養や動物愛護の普及啓発を行います。
自治体の規模によっては動物愛護センターに手術設備を設けて、避妊去勢手術を行っているところもあります。
私は、犬のしつけ方教室や毎年自治体と獣医師会で共催している動物愛護イベントを担当した経験があります。
しつけ方教室では、ドッグトレーナーさんとの間の調整と参加者の方への案内やアナウンスが主な業務でした。
動物愛護イベントでは獣医師会との調整、テントなどの設備を借りるために各施設への打診、配電設備、景品の購入、来賓の対応、議事録の作成・・・など様々な調整作業が本当に大変でした。
公務員の仕事は動物病院と比べて直接感謝の言葉をもらう機会が少ないですが、獣医師会の先生に「また一緒に仕事がしたい」と言ってもらえた時はとても嬉しかったです ^^
公務員獣医師をやってみて楽しかったこと
ここでは、私の実体験をもとに、公務員獣医師として働いてよかった、楽しかったと感じたことをご紹介します。
ちなみに、私は保健所で公衆衛生業務に携わっていました。
また、あくまでも私の個人的な感想で一般論ではありませんので、
ご注意ください。
楽しかったこと①:同期と切磋琢磨し合えたこと
公務員獣医師として楽しかったことの1つ目は、同期と切磋琢磨し合えたことです。
私は、3回の転職で3カ所の動物病院にお世話になりましたが、いずれも同期がいたことがなく、質問や相談をする時は先輩に頼るしかありませんでした。
どの先輩も、「私の時はこうだったよ」と親切に教えてくれましたが、自分と同じ立ち位置ではないため、あくまでも参考意見として受け取るしかありませんでした。
公務員に転職をして初めて同期ができましたが、同じ目線で悩みを共有したり、励まし合ったりできたことは本当に心強かったです!
公務員はどうしても定期的に部署異動があるので(自分が異動しなくても、一緒に働く人が変わるので)、頻繁に職場環境や担当する業務が変わります。
そのため同期の存在は、より良い仕事をするためだけではなく精神的支えにもなりました。
楽しかったこと②:様々な業務を経験できたこと
公務員獣医師として楽しかったことの2つ目は、様々な業務を経験できたことです。
私は主に、保健所で公衆衛生業務に携わっていたため、地域の人はもちろん様々な事業者の方々と出会う機会がありました。
保健所では飲食店、理容所、美容所、クリーニング所、公衆浴場、興行場など様々な施設の許可を出したり、衛生監視をしているので、施設の裏側を知れたり(もちろん口外厳禁です!)、経営者の方の人柄や想いに触れることができます。
でも、保健所の人間だと顔バレするとプライベートで行った時に気まずいので、自分の行きつけのお店は他の人に担当してもらったりしていました^^;
また、公務員として働いている間に、研修の一環として食肉衛生検査所を見学させてもらう機会にも恵まれました。
「動物を助ける」側ではなく、「食の安全を守る」という立場での獣医師の仕事に触れることができ、私にとって貴重な経験となりました。
食べることは命をいただくことだと、改めて実感しました!
楽しかったこと③:プライベートな時間が持てたこと
公務員獣医師として楽しかったことの3つ目は、プライベートな時間が持てたことです。
楽しかったことではありませんが、公務員に転職した理由の1つがプライベートな時間を確保することだったので、私にとってとても有意義なことでした。
残業になることも時々ありましたが、土日休みなので連休を取得できるなど、動物病院では叶わない働き方に当初はとても感動しました。
定時であがれる!
職場を出た時に外がまだ明るい!
残業代が出る!
休日に呼び出しの電話がない!
ということに感動したのをよく覚えています ^^;
公務員獣医師をやってみて辛かったこと
逆に、公務員獣医師になって辛かったことも、正直存在します。
ここでは、公務員獣医師として働いてみて、辛かったと感じたことをご紹介します。
辛かったこと①:やりたくない仕事もやらなければならないこと
公務員獣医師として辛かったことの1つ目は、やりたくない仕事もやらなければならないことです。
楽しかったことの1つとして様々な業務を経験できたことをあげましたが、これはとらえ方によってはデメリットにもなってしまいます。
公務員は原則、異動を拒否することはできません。
様々な業務を経験できるということは、やりたくない仕事もやらざるを得ないということです。
業者さんの中には、強面の人や堅気ではない人もいます。
公務員なので、法律に則って書類の受理や指導をする必要があるのですが、それが自分にとって不利益になるとわかると威圧的な態度に出たり、怒鳴ってきたりするケースは少なくない・・・というかよくあることです。
私も窓口で何度怒鳴られたことか・・・
その頃は若かったし、女だからと舐められないように
業者さんの対応時はいつも気を張っていた気がします。
「ああ、またか」と流してしまえる人もいますが、私はやっぱり苦手でした。(好きな人はいないと思いますが ^^;)
辛かったこと②:クレーム対応
公務員獣医師として辛かったことの2つ目は、クレーム対応です。
公務員獣医師の仕事でも、食肉衛生検査所や衛生研究所などは地域の人と直接関わる機会が少ないのでクレーム対応はほとんどありません。
一方、地域の人と直接関わる保健所や動物愛護センターなどは頻繁にクレーム(苦情)の電話がかかってきます。
クレーム(苦情)=困りごと、なので要望を聞いて対応をすることは公務員として重要な仕事の1つですが、中には話し相手が欲しくて同じ内容の電話を何度もかけてきたり(年配者に多い傾向)、理不尽としか言いようのないものも少なくありません。
中には「そうそう!」と共感できるものもあったりしますが、公務員はあくまでも法律に則った回答をせざるを得ません。
おそらく、こういう点が融通が利かないと言われるゆえんなんですよね・・・
私が公務員1年目に同じ係で一緒だった先輩に、ハードクレームのプロがいました。
電話で1~2時間話を聞きながら(ほとんど相槌)、目の前のパソコンをたたいて仕事を進めている姿は、新人の私から見たらプロそのものでした。
しかも最後はお互い笑って電話を切るというスゴ技!
このレベルになると、クレーム対応も苦じゃなくなるのかもしれません。
辛かったこと③:動物虐待の現場に立ち会うこと
公務員獣医師として辛かったことの3つ目は、動物虐待の現場に立ち会うことです。
私が所属していた係では動物取扱業の届け出を受理したり、施設の衛生監視指導をする業務があり、私が担当を任されていました。
動物の取扱業(販売、保管、貸出し、訓練、展示その他政令で定める取扱いを業として行うことをいう。)を営もうとする者は、該業を営もうとする事業所の所在地を管轄する都道府県知事の登録を受けなければならない。
施設を開設する時は法律に合った仕様になっていても、期間を空けて監視調査に行くとめちゃくちゃになっているケースもあり、酷い環境で飼育されている動物を目にするのはとても辛かったです。
改善するよう話をしても、費用や手間がかかるとなかなか行動に移してもらえず、指導する側として力不足を感じることもしばしばでした。
話を聞いてもらうために、相手と信頼関係を築く努力もしましたが、動物が好きな人には仕事が辛いと感じる一因になってしまう可能性があります。
次の記事では、辞める時の判断基準や、転職を成功させるための事前準備について解説しています。
辛い仕事を我慢して続けるべきかどうか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください!
公務員獣医師がつまらないと言われる理由
以上の体験をもとに、公務員獣医師の仕事がつまらないと言われる理由を考察してみました。
しつこいですが、あくまでも一個人としての感想です。
人によっては「そんなことない!」と感じる人もいるかもしれませんのであしからず・・・
理由①:動物と触れ合う機会が少ない
公務員獣医師がつまらないと言われる理由の1つ目は、動物と触れ合う機会が少ないです。
どこの部署に配属されるのかにもよりますが、公務員は動物病院の仕事に比べて動物と触れ合う機会があまりありません。
特に公衆衛生業務の担当は、様々な施設の許認可や監視衛生指導が主な業務になるので、動物と関わる機会は極端に少なくなります。
家畜保健衛生所や畜産試験場の仕事は、牛や豚など大動物と直接関わりますが、犬猫などの小動物と関わりたいという希望があると、望まない場所での仕事に楽しみを見出すことが難しくなってしまうかもしれません。。。
書類作成業務が多いことも公務員の特徴です。
全て記録を残して保管しなければならないので仕方ないことですが、
動物病院勤務を経験していると、形式的な書類作業を退屈だと感じてしまう人もいるかもしれません。
理由②:人から感謝される機会が少ない
公務員獣医師がつまらないと言われる理由の2つ目は、人から感謝される機会が少ないです。
私の場合ですが、保健所業務は基本的に衛生面を指導する立場にあるので、業者さんからは煙たがられる存在です。
様々な生活の困りごと(=苦情)を受ける場所でもあるので、動物病院の仕事に比べると人から感謝される機会は圧倒的に少なくなります。
動物病院から公務員への転職を考えている人は、この獣医師としての働き方の違いで仕事へのモチベーション維持が難しいと感じるかもしれません。
私は3年目から、自治体開催の「犬のしつけ方教室」の担当になりましたが、教室が終わった後に「このような機会を設けてくださりありがとうございました」という内容の手紙を地域の人からいただきました。
めったにないことなので本当に嬉しくて、今でも忘れられません!
理由③:やりたくない仕事もやらなければならない
公務員獣医師がつまらないと言われる理由の3つ目は、やりたくない仕事もやらなければならないです。
公務員獣医師のメリットでもありデメリットでもあることですが、避けて通れないのが異動です。
公務員はどちらかというとスペシャリストではなくジェネラリストとして経験を積んで出世していく構図です。
そのため、上記したように「色々なことが経験できる!」と前向きにとらえられる人は問題ありませんが、やりたくない、嫌な仕事もやらなければならないと思ってしまうと、仕事を楽しいと感じることができなくなってしまうかもしれません。
大学の同じ研究室に、1年目に動物の保護などを担当する部署に配属された先輩がいました。
その部署では、譲渡の機会がなかった保護動物の殺処分業務も行う必要があり、先輩はそれが嫌で、動物病院に転職してしまいました。
上記の例のように、配属された部署に耐えられず辞めてしまうケースもありますが、やりたくない仕事に就いたとしても、「数年間の辛抱!」と、次の異動の機会を心待ちに耐えている人がほとんどだと思います ^^;
理由➃:前例踏襲の傾向が強い
公務員獣医師がつまらないと言われる理由の4つ目は、前例踏襲の傾向が強いです。
上司の考え方にもよりますが、公務員は基本的に前例がない事柄に対してとても腰が重いです。
公的機関ということもあり、どうしてそういう判断に至ったのかという妥当性を説明できないと上司を納得させることができません。
もし判断にミスがあれば、組織としてメディアや住民から大きな非難を受けることになってしまいます。
そのため、『挑戦<<<失敗しないこと』という体質になってしまっているのではないかと思います。
自治体開催のイベントなどは恒例行事として毎年行われることが多いため、「前と同じでいいよね」という流れになることが多いのも事実です。。。
同じ部署に、「犬猫の譲渡会」をもっと記憶に残るようなネーミングにしようと上司に案を出した先輩がいましたが、全て却下されていました。。。
次の記事では、転職に失敗しないための事前準備について解説しています。
公務員以外にも様々な選択肢を検討している人だけではなく、公務員としてやりがいを持って働くために重要なマインドについても解説しているので、ぜひ参考にしてください!
やりがいをどこに置くかは人それぞれ
ここまで、公務員獣医師がつまらないと言われる理由を私なりに考えてみました。
しかし、「つまらない」と感じるのはそれぞれの主観で、公衆衛生業務についている人の中には「地域の人の暮らしを
守っている」という気持ちで働いている人もいると思います。
また、家畜保健衛生所や食肉衛生検査所では「農家さんの経営を支えている」「食の安全を守っている」とプライドを
もって働いている人もいると思います。
そして実際、公務員として働く人たちがいるおかげで私たちの暮らしは成り立っています。
全ての仕事には意味があり、良い面もあれば大変な面も存在します。
どこに焦点を当てるか、そして何にやりがいを感じるかは人それぞれです。
公務員に転職をしようか迷っている人は、自分が仕事になにを求めているのか、将来獣医師としてどんな働き方をしたいのかについて、一度しっかりと自己分析をすることをおすすめします。
自分が望んでいることを自分自身がきちんと理解するということが、転職を成功させるためにはとても大切です。
次の記事では、自己分析をすることのメリットやポイントについて解説しているので、ぜひ参考にしてください 。
まとめ
今回は、公務員獣医師の具体的な仕事内容と、公務員獣医師がつまらないと言われる理由について解説しました。
ネガティブな面も存在するかもしれませんが、業務を効率化しようと無駄な書類作業をなくす努力をしたり、地域の人の暮らしに貢献しようと頑張っている人もいます。
一番大切なことは、自分がどういう気持ちで仕事に取り組むかということに尽きると思います。
公務員への転職を考えている人は、ぜひこの記事を情報収集の参考にしてください!
コメント