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【獣医師の転職方法】ミスマッチを防ぐために知っておきたい4つのこと

未来に向かって歩く男性の画

実際に転職活動って何から始めればいいの?
転職成功のコツがあれば知りたいんだけど・・・

転職が初めてという人の中には、何から手をつければいいのか、どんな方法を使えばいいのかわからなくて、一歩を踏み出せない人もいると思います。

実際に、「なんとなく」転職活動を進めてしまうと失敗してしまうことも多いので注意が必要です。

まめしば

私は我流で進めたせいで3回も転職をするはめに
なってしまいました。。。泣

この記事では、初めて転職活動をする人に向けて、次の4つを解説します。

この記事を読むと、転職準備としてやっておくべきことや、実際にどんな方法で転職活動をすすめればいいのかがわかります。

転職を検討している人は、ぜひ参考にしてください!

この記事を書いた人
  • 動物病院と公務員で3回の転職を経験
  • 動物病院勤務では、平均14時間におよぶ長時間労働やトップダウンの経営方針に悩む。
  • 結婚を機に退職し、現在は獣医師のキャリア形成について発信。
  • 2児の母。
目次

転職前に準備しておきたい4つのこと

実際に転職に向けて動き出す前に事前準備をしておくことで、転職の成功率を上げることができます。

事前準備としてやっておくべきことは、次の4つです。

転職前に準備しておくこと
  • 自己分析をする
  • 働く目的を考える
  • 情報収集をする
  • マインドセットを変える

自己分析は自分がやりたいことや、それを実現するための方法を知るために必要不可欠です。

自分がやりたいことと自分に向いていることが異なる場合もあるので、スキルや経験だけではなく、自分の性格や大切にしている価値観も含めて総合的に判断することが重要です。

そして自己分析をする中で、仕事に求めるものなんのために働くのかについて一度じっくり考えてみましょう。

そうした仕事に対する価値観が、転職をする上で重要なになります。

まめしば

もちろん働くことは生活のためでもありますが、お金を得るためだけなら獣医師でなくてもいいはずです。
なぜこの職業を選んだのかという、根っこの部分について考えてみてください。

仕事の軸がしっかりしていると、ブレずに自分に合った職場を選択することができるので、面倒かもしれませんがメリットは大きいです!

次の記事では、この4つの事前準備について詳しく解説しているので、ぜひあわせて読んでみてください!

転職時の年齢で求められることは変わる

既にもっているスキルのイメージ

転職時の年齢によって求められることは変わってくるので、いつ転職するのかも考えておいた方がいいでしょう。

まめしば

猫の手も借りたいくらい人手不足であれば無条件で採用が決まると思いますが、そういう職場はなぜそこまで人手不足に陥っているのかを探る必要があります。

私の経験則ですが、転職年齢を次の3つに分類し、解説したいと思います。

  • 20代
  • 30代前半
  • 30代後半~40代

CASE①:転職年齢が20代

獣医師の場合、新卒や第二新卒に該当する20代での転職は、知識やスキルよりもポテンシャル向上心が重視されます。

社会に出て日も浅いため、即戦力というよりは将来的にどんな働きができるかどんな能力を発揮できそうかという点が重視される傾向があります。

もちろん前職での経験も評価されますが、採用担当者側は新卒に近い感覚で採用の可否を判断します。

そのため、経験やスキルよりは向上心熱意コミュニケーション能力などを重視され、他のスタッフと上手くやっていけるか病院に貢献してもらえるかという点が判断基準となることが多いです。

まめしば

その人自身の人間性仕事へに対する姿勢を重視される傾向にあります。

CASE②:転職年齢が30代前半

転職時の年齢が30代に入ると、経験も見るべきポイントに加えられます。

まめしば

社会に出て5年以上経っていたら、採用する側としては「今までどんなことをしてきたのか」は気になるところでもありますよね。

とはいえ、動物病院の場合は院長の方針によって20代ではなかなか診療を経験させてもらえないケースもあるので、よほどのことがない限り、経験が少ないからといって心象が悪くなることはないと思います。

動物病院ではチームで診療を行っているので、経験よりも報連相の基本ができるか、協調性があるか、自分のやるべきことが理解できるか、謙虚さはあるかといったポーダブルスキルが重視される傾向があります。

ポーダブルスキル:仕事のやり方や他者との関わり方など、職種や経歴をこえて活用できる能力

まめしば

経験が少なくても、少ない中で何を学んだかを説明できるとベストです!

CASE③:転職年齢が30代後半~40代

転職時の年齢が30代後半以降になると、30代前半より経験に比重がおかれ、専門性も見るべきポイントに加えられます。

特別なスキルは求められなくても、「ひと通りのことはできるよね」というスタンスで見られるようになります。

まめしば

「ひと通り」というと、予防に加えて一般的な検査、下痢嘔吐、風邪の治療、簡単な画像診断、腹部エコー検査、薬の処方、手術でいうと避妊去勢ができる感じでしょうか・・・(私見ですが )

そしてポーダブルスキルに加えて、将来の見通しを聞かれることが多いです。

  • 開業(病院や動物福祉施設)を目指すのか
  • 勤務医として長く勤めてくれるのか
  • 専門知識取得(認定医など)を考えているのか

30代後半以降は身の振り方が定まってくる年齢なので、どういうスタンスで働くつもりなのかを説明できるようにしておきましょう。

求人情報を探す4つの方法

転職サイトでエントリーする男女

転職活動をすすめる上で、求人情報を探す方法は主に4つあります。

  • 知人や友人の口コミ
  • 病院のHPから直接応募する
  • 転職サイトから直接応募する
  • 獣医師専門の転職エージェントを利用する

すぐに転職したいのか、とりあえず情報収集だけしたいのか、自分主体で探したいのか、プロの意見を参考にしたいのかなど、その人の考えや状況によっておすすめする方法は変わってきます。

スクロールできます
メリットデメリット
①友人や知人の口コミ病院の雰囲気や内情がわかる
ブラック病院ではない確率が高い
紹介者にとっては良くても自分にとって良い職場とは限らない
ミスマッチに気づいても紹介のため辞めずらい
②病院のHPから直接応募する希望のエリアを選べる
自分のペースで転職活動ができる
採用担当者と直接やり取りできるので連絡がスムーズ
自分で情報収集しなければならない
診療方針や病院の内情が分かりにくい
募集要項に記載がないことを自分で直接確認、交渉する必要がある
③転職サイトから直接応募する希望のエリア、条件を指定できる
自分のペースで転職活動ができる
企業の求人もあり、キャリアチェンジしたい人は情報収集できる
診療方針や病院の内情が分かりにくい
募集要項に記載がないことを自分で直接確認、交渉する必要がある
全て自分で行わなければならず、面接対策や書類添削が受けられない
➃転職エージェントを利用する情報量が多い(求人数、転職ノウハウなど)
効率よく情報収集できる
獣医師業界に詳しいアドバイザーにサポートしてもらえる
面接対策や書類添削をしてもらえる
雇用条件などを交渉してくれる
現職の退職手続きについてアドバイスがもらえる
院長の人柄や診療方針について情報をもらえることもある
担当者と相性が合わないことがある
電話やメール(LINE)のやり取りが煩わしい
認識が一致していないと希望とズレた求人を紹介される可能性がある
まめしば

私は病院のHPから直接応募して失敗してしまった経験があります。。。
詳しくは次の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

もし、転職活動の進め方がわからない、転職活動に失敗したくない、不安があるという人には獣医師専門の転職エージェントの利用をおすすめします。

まめしば

私も最初から転職エージェントを利用していたら、3回も転職せずに済んだかもしれないです・・・(泣)

転職エージェントとは?

転職エージェントとは、転職を検討している人と求人を出している企業や病院の間に立ってマッチングを行うことで、転職を支援するサービスのことです。

転職サービスを利用するとキャリアアドバイザーが担当につき、求人の紹介、面談や実習の調整、雇用条件の交渉から入職までをサポートしてくれます。

転職エージェントが持っている求人の中には、一般には公開されていない「非公開求人」が多く含まれます。

多くの転職実績に基づくノウハウの蓄積もあるため、効率よく多くの情報を得ることができます

転職エージェントの利用価値は高い!

以下の理由から、転職エージェントの利用価値はとても高いと思います。

  • 転職してもしなくても無料で利用できる
  • 求人情報を多数保有している
  • 非公開求人を紹介してもらえる
  • 企業へキャリアチェンジする人は無料で書類添削、面接対策をしてもらえる
  • 雇用条件の交渉や、聞きにくいことを代行して確認してくれる
  • ブラック病院やブラック企業に当たらない
  • キャリアアドバイザーが担当につくので市況や求人の詳細情報(職場の雰囲気など)を得ることができる

出産後、私は臨床で仕事と家庭、育児を両立させる自信がなく企業への転職を視野に入れていました。

その時、アドバイザーの方から色々な求人案件の話を聞き、その情報量に圧倒されました。

また、

「この場合は○○のスキルが求められます」

「院長がこういう状況なので、基本的に△△のスタンスです」

というような、転職ノウハウや病院の内情を教えてもらうことができ、一人で転職活動をするよりはるかに効率が良い!と感じました。

まめしば

もちろん上記で挙げたようなデメリットもありますが、メリットが圧倒的に上回っていると思います!

失敗する確率を減らし、成功率を上げる方法とは?

利用価値が高い転職エージェントですが、転職に失敗する確率を減らし、成功率を上げるためには転職サイトの併用をおすすめします。

転職エージェントから紹介される案件は非公開求人であることが多く、希望する条件によっては数が少ないと感じるケースもあります。

一方、転職サイトに掲載されているのは一般公開されている求人なので、自分でも情報収集を進めることで不足と感じる分を補完することができるからです。

また、転職サイトで希望の案件に出会えた場合、同時に転職エージェントに登録しておくことで面接対策や書類添削をしてもらうことができるメリットもあります。

まめしば

転職エージェントの利用で得たノウハウが求人サイトを使う時にも役に立つので、転職エージェントの利用は必須と言っても過言ではありません!

まとめ

今回は初めて転職をする人に向けて、転職準備としてやっておくべきことや、転職活動の方法について解説しました。

求人情報を探す方法にはそれぞれメリットとデメリットが存在するので、自分の状況に合わせて使い分けることが重要です。

今回おすすめした転職エージェントの利用ですが、プロの視点でのアドバイザーさんの意見はとても参考になりますが、あくまでも転職活動の主体は自分であることを忘れないようにしましょう。

言われたことを全て鵜呑みにするのではなく、都度自分の考えと照らし合わせ最終的な判断は自分自身ですることが重要です。

依存するのではなく、上手く使いこなす意識を持つようにしましょう。

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好条件の転職先を見つけた勤務獣医師に、注意喚起する獣医師

この記事を書いた人

動物病院と公務員で3回の転職を経験。
動物病院勤務では、平均14時間におよぶ長時間労働やトップダウンの経営方針に悩む。結婚を機に退職し、現在は獣医師のキャリア形成について発信。2児の母。

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