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【獣医師が動物病院を辞める本当の理由】現実逃避的な転職は高確率で失敗するので要注意!

キャリアチェンジする女性

獣医師が動物病院を辞める理由は様々です。

辞めることが決まったら、実際に退職する日までできれば穏便に勤務を終えたいし、狭い業界なので変な噂が立つのも避けたいですよね。

  • 体調不良が続くので静養したい
  • 結婚して引っ越すため
  • 親が病気をしたので実家に戻るため
  • スキルアップのため(〇〇を勉強したいので)

自分自身も含め、そんな理由で退職していく同僚や先輩を何人も見てきましたが、退職の本音は別にあることがほとんどです。

しかしネガティブな理由が原因で退職に至った場合、現実逃避的な転職は失敗する確率が高いので注意してください。

この記事では、獣医師が動物病院を辞める本当の理由とポジティブに転職するコツを解説します。

この記事でわかること
  • 獣医師が動物病院を辞める本当の理由
  • 現実逃避的な転職が高い確率で失敗してしまう理由
  • ポジティブな転職をするコツ

ネガティブな理由で動物病院を辞めることが悪いわけではありません。

ただ、辞める前にその理由の裏にある自分の気持ちを探ってみると、転職を前向きなものにすることができるので、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください!

この記事を書いた人
  • 動物病院と公務員で3回の転職を経験
  • 動物病院勤務では、平均14時間におよぶ長時間労働やトップダウンの経営方針に悩む。
  • 結婚を機に退職し、現在は獣医師のキャリア形成について発信。
  • 2児の母。
目次

獣医師が動物病院を辞める本当の理由とは?

ここでは、獣医師が動物病院を辞める主な理由を3つあげたいと思います。

中には、開業したりスキルを追求するために転職をする人もいますが、多くの場合この3通りに分類されます。

理由①:過酷過ぎる労働環境

獣医師が動物病院を辞める本当の理由の1つ目は、過酷過ぎる労働環境です。

動物病院の診療時間は多くの場合、午前が9時~12時、午後が16時~19時(中には20時のところも)です。

しかし、それは診療時間であって勤務時間ではありません。

病院の診療が9時からスタートであれば、スタッフは8時(ないしは8時半)には出勤して入院している動物の管理や治療をしなければなりません。

12時に病院を閉めてからも、午前中に預かった動物や入院患者の処置、手術などを済ませ、昼食をとってからは入院している動物の食事の準備やケージの掃除、洗濯を済ませたり・・・

まめしば

ゆっくりお昼休憩を取れるのは年に数える程度です。
取れたとしても、その時間は貴重な勉強時間です。

午後の診察を終えると大体20時を回っていることが多く、そこから夜のミーティングが始まります。

そしてミーティングをしていると大体電話が鳴り、急患が運び込まれ・・・

1日の勤務時間は13~15時間にもなります。

まめしば

夜オペになると帰宅は日をまたぐことも・・・

それだけの長時間労働でも、それに見合った収入があればまだ納得できますが、動物病院で働く獣医師は労働に見合ったお給料をもらえていないことがほとんどです。

まめしば

動物病院で働く獣医師のお給料が低いと言われる理由については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ合わせてお読みください!

理由②:人間関係

獣医師が動物病院を辞める本当の理由の2つ目は、人間関係です。

動物病院、特に個人経営の病院の方針は院長のトップダウンです。

病院経営も治療方針も院長の決定が全てです。

そのため、スタッフを意のままに操っているような万能感を持ってしまいがちで、院長のパワハラが原因で退職するケースもよく耳にします。

まめしば

全ての責任を負っているプレッシャーはあると思いますが、
だからといってパワハラをしていいことにはなりませんよね。

私は過去に暴言を吐かれたりしたことはありませんが、

  • 日によって明らかに機嫌が悪い日がある(負のオーラがすごい・・・)
  • 手際よく作業できないと嫌味を言われる

といったことはよく経験しました。

まめしば

動物病院の院長に限らず、そういう上司っていますよね^^;

また、動物病院はとても閉鎖的な空間です。

公務員や一般企業なら所属する担当部署の人数が数人規模だったとしても、異動や他の部署との交流があるのが一般的です。

しかし動物病院は、規模にもよりますが数人~十数人のスタッフで人間関係は完結してしまいます。

その限られたスタッフの中にキツイ人がいると、必然的に仕事がしにくくなってしまいます。

そしてその場所に合わない人は次々に辞めていくので、一番長く在籍しているリーダー的な人がキツイという場合も多く、そうなってくると働くモチベーションは一気に下がってしまいます。

理由③:キャリアチェンジ

獣医師が動物病院を辞める本当の理由の3つ目は、キャリアチェンジです。

実際に動物病院で働いてから理想と現実のギャップを感じる人はとても多いと思います。

就職する前にほとんどの人が実習に行きますし、大学でも学外自習に単位を設けて履修させる大学がほとんどです。

まめしば

この段階で動物病院無理!となって公務員や製薬会社へ
流れる人もいますよね。

それでも実際に就職し、働いてみるとイメージと違ったと多くの人が感じます。

それは、それだけ動物病院では日々ドラマのように様々なことが起こっていること、閉鎖的空間ゆえに勝手なイメージが作り上げられやすいことも理由の1つだと思っています。

そんな理想と現実のギャップから、公務員や一般企業などへキャリアチェンジするケースはよく見られます。

また、過酷な労働環境や収入の低さにより将来の見通しが立たないこともキャリアチェンジに至る要因です。

社会保障もなく、産休・育休もない、残業代も出ないとなると、結婚や出産などのライフイベントは想像しにくいですし、将来設計も立ちません。

特別なスキルがあれば優遇してくれる病院もあるかもしれませんが、20代半ばで社会に出て、30歳そこそこではまだ高度なスキルを身につけている人はほとんどいません。

結果、臨床獣医師に見切りをつけてしまうケースがよく見られます。

まめしば

女性獣医師は40歳までに8割の人が臨床獣医師を辞めてしまうと言われています。
次の記事では、動物病院業界が抱える問題について解説しているので、ぜひあわせて読んでみてください。

現実逃避の転職は失敗する確率が高い

上記したように、獣医師が動物病院を辞める本当の理由は、主に労働環境人間関係キャリアチェンジです。

しかし、残業を減らしたいから、院長が嫌だから、思っていた仕事とイメージが違ったから、というようなネガティブな理由で現実逃避的に転職すると失敗する確率が高いので注意してください。

光があれば影ができるように、どの病院にも良い面もあれば悪い面も少なからず存在します。

ある理由で辞めたいと感じているのであれば、自分がそれを受け入れられないということです。

辞めたいという気持ちの中から、自分はどういう環境で、どういう条件であれば許容できるのか、前向きに働くことができるのかを見極めることが重要です。

まめしば

また、転職先を環境や条件だけで決めてしまうのはとても危険です。
転職の失敗を避けるためには、事前準備がとても重要になってきます。
次の記事では、転職をする前にやっておくべきことについて解説しているので、ぜひ参考にしてください!

転職するならポジティブな理由で!

辞めたいという気持ちから自分の本音を探し出したら、それをポジティブな理由に変換してみましょう。

現実逃避的に嫌なことから逃れるための転職と、自分の希望を叶えるための前向きな転職では、結果は大きく変わってきます。

ここでは、辞めたい理由から自分が何を求めているのか探るコツを具体的にご紹介します。

転職理由①:長時間労働

転職理由の1つ目として、長時間労働が原因の場合です。

毎日13~15時間も働いていれば疲れてしまって当たり前です。

しかも獣医師は基本的に立ち仕事です。お昼休憩を満足に取ることができなかったり、命を扱うプレッシャーも同時に抱えながら働いています。

夕方を過ぎると疲労から頭が上手く回らなかったり、注意力が低下してヒヤッとした経験をしたことがある人も少なくないのではないでしょうか。

このように長時間労働は効率が悪く、ミスを引き起こす原因になります。

経験を重ねることももちろん重要ですが、診療時間が過ぎたら電話は留守番電話に切り替える、急患が入った時は交代制で対応するなど、スタッフ1人当たりの負担を減らす工夫をし、効率的・生産的に仕事をすることも必要です。

長時間労働が原因で辞めたい場合

× 残業が多くてイヤ  ⇒  〇 オンとオフを区別して、効率的・生産的に働きたい

まめしば

しっかりと休むことは結果的に良い仕事につながります。
休むことの大切さを次の記事でも解説しているので、ぜひ
参考にしてみてください!

転職理由②:収入が少ない

転職理由の2つ目として、収入が少ないことが原因の場合です。

動物病院で働く獣医師の多くは経験を積み、知識とスキルを磨くために見返りを求めずに働いています。

それでも毎日長時間働いているのに、残業代が出ない、ボーナスや昇給はスズメの涙程度となるとモチベーションも上がりませんよね。

また、「命を救う」という使命感を強く感じている人の中には、金銭的欲求を悪いものだととらえる人もいるかもしれません。

しかしより高い収入を望むことは決して悪いことではありません。

お金は生活をする上で必要なツールですし、何より自分が満足し納得する生活ができなければ、相手を満足させることはできません。

もちろん相手に、より良いケアを提供する努力は必要ですが、労働に見合った収入を望むことは自然なことです。

収入が少ないことが原因で辞めたい場合

× 収入が少ないから  ⇒  〇 勤続年数だけではなく自分のスキルを評価してもらいたい

転職理由③:院長の方針についていけない

転職理由の3つ目として、院長の方針についていけないことが原因の場合です。

動物病院は経営方針も治療方針も全て院長のトップダウンで決まります。

例えば、Aという治療方針がいいかな、と思っていても、院長がBだと言えばBになり、翌日やっぱりCにしようとなればCになります。

まめしば

もちろんスタッフの意見を聞き、相談の上決めてくれる院長もいます。

院長の方針が理論的で納得できる内容であれば良いと思いますが、スタッフの意見を無視し一方的に押し通したり、そもそも意見を口にできるような雰囲気ではない場合もありますよね。

院長とよく話し合うという選択肢もありますが、労力のわりに結果が伴わないことがほとんどです。

何十年もその価値観で生きてきた人の考えを変えるより、働く環境を変える方がはるかに簡単で建設的です。

院長のやり方についていけない!と思ったら以下を参考にポジティブな転職を検討してみてください。

院長の方針についていけないことが理由で辞めたい場合

× 院長の方針についていけない  ⇒  〇 自分の考えやアイディアを提案できるような環境で働きたい

まとめ

今回は、獣医師が動物病院を辞める本当の理由とポジティブに転職するコツについて解説しました。

残業ばかりで疲れる、お給料が少ない、人間関係で疲れる・・・そう思ってしまうことは悪いことではありません。

ただ転職に踏み切る前に、その裏に隠れている自分の本音と一度向き合ってみることが重要です。

自分の望む仕事ができるよう、この記事を参考にぜひ転職を前向きなものにしてくださいね。

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好条件の転職先を見つけた勤務獣医師に、注意喚起する獣医師

この記事を書いた人

動物病院と公務員で3回の転職を経験。
動物病院勤務では、平均14時間におよぶ長時間労働やトップダウンの経営方針に悩む。結婚を機に退職し、現在は獣医師のキャリア形成について発信。2児の母。

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